【初心者向け】モノノードンのふるまいを解説してみた(ヒトと床)『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』

【初心者向け】モノノードンのふるまいを解説してみた(ヒトと床)『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』

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今回は、「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング」(はじプロ)における”ふるまい”の解説をします。

レッスン1で学び、どのゲーム制作でもよく使うモノノードンの”ふるまい”、

  • 見える
  • 当たる
  • 動く
  • こわれる
  • こわす

それぞれON/OFFの設定ができるので、32通りの設定があります。

使い方によってはとても面白い要素になりそうです。

でも、それぞれの”ふるまい”の組合せで起こる現象をちゃんと理解できていますか?

ナビつきレッスンを”何となく”進めてしまうと、
フリープログラミングでゲームを作る際に、思ったような挙動をプログラミングできない可能性があります。

よく理解しているあなたは復習のつもりで、

何となくレッスンを進めていたあなたは、この機会に改めて本質を理解していきましょう。

この記事はこんな人に読んでもらいたい

  • ナビつきレッスンを”何となく”進めてしまっていたあなた
  • モノノードンに面白い機能を持たせたいと考えているあなた

この記事を読めばこんなことがわかる

  • ”ふるまい”の設定によっては、見えない床やダメージ床のような特殊なモノを作ることができる
  • 『当たる』がONになっていないと、『こわれる』『こわす』が機能しない

前提:ヒトが床を渡る場合の”ふるまい”を考える

前提として、ヒトノードンが床(モノノードン)を渡るシチュエーションで考えます。

要は、レッスン1のチェックポイント1-3です。

ヒトノードンの設定は、

  • 見える:ON
  • 当たる:ON
  • 動く:ON
  • こわれる:ON
  • こわす:ON

とします。

レッスン1終了後のチェックポイント1-3を想定して解説します。
ヒトノードンの”ふるまい”設定は全てON
さて、”ふるまい”をどう変えるとどのような挙動になるでしょう?

モノノードンの”ふるまい”組合せとその挙動

結論から示すと下表のとおりです。すぐに確認したい方は表を参照してください。
ちなみに、“動く”をONにすると、床は落ちてしまって意味がないので省略しています。

 動く見える当たるこわれるこわす挙動
0ON床が落ちていき、 何も置いていないのと同じ
1OFFOFFOFFOFFOFF何も置いていないのと同じ
2OFFOFFOFFOFFON何も置いていないのと同じ
3OFFOFFOFFONOFF何も置いていないのと同じ
4OFFOFFOFFONON何も置いていないのと同じ
5OFFOFFONOFFOFF見えない床
6OFFOFFONOFFON ヒトがこわされる”見えない何か”
7OFFOFFONONOFF 何も置いていないのと同じ
8OFFOFFONONONヒトがこわされる“見えない何か”
9OFFONOFFOFFOFFだまし床
10OFFONOFFOFFON だまし床
11OFFONOFFONOFF だまし床
12OFFONOFFONON だまし床
13OFFONONOFFOFFただの床(チェックポイント4の正解)
14OFFONONOFFON見えるダメージ床
15OFFONONONOFF 落とし穴
16OFFONONONON踏んだらこわれるダメージ床
モノノードンの”ふるまい”設定と挙動のまとめ

No.5 当たるのみONにすると・・・(左へ)
華麗に歩くことができる見えない床に!

No.6 当たる・こわすをONにすると・・・(左へ)
理不尽にヒトがこわされる”見えない何か”が登場!

No.9~12 見えるをON、当たるをOFFにすると・・・(左へ)
歩けると思わせて歩けないだまし床が完成!

No.14 こわれる以外をOFFにすると・・・(左へ)
ダメージ床が出現!マリオだと溶岩とかでしょうか。

No.15 こわすのみOFFにすると・・・(左へ)
バラエティ番組では定番の落とし穴!

No.16 全部ONにすると・・・(左へ)
「そして誰もいなくなった」

『当たる』がONになっていないと、『こわれる』『こわす』が機能しない

表からわかることとして、

 『当たる』がONになっていないと、『こわれる』『こわす』が機能しない

ということは覚えておいたほうがよいです。

ただし、今回の前提である ヒトノードン の関係性を作るときに限ります。

プログラミングとは『あるべき姿』に向けて『判断』と『動作』を並べること でしたので、
こわれるにはどのような手順が踏まれるのか考えてみます。

参考記事①:【親・指導者向け】プログラミングとはコードを書くことではない
参考記事②:【初心者向け】プログラミングの問題を解くのに必要なたった1つのルール

[あるべき姿]ヒトノードンがモノノードンに乗ると、モノノードンがこわれる
[動作①]ヒトノードンがモノノードンに近づく
 ↓
[判断①]ヒトノードンがモノノードンに当たっているか?
    → (No)何も起こさない → 動作①へ
 ↓ (Yes)
[判断②]ヒトノードンのふるまい設定 “こわす” がONになっているか?
    → (No)何も起こさない
 ↓ (Yes)
[判断③]モノノードンのふるまい設定 “こわれる” がONになっているか?
    → (No)何も起こさない
 ↓ (Yes)
[動作②]モノノードンをこわす

手順を見ると、“当たる” の判断がなければ、”こわす”・”こわれる”の判断が行われないことになります。

このように、ナビつきレッスンを言われるがままに進めるのではなく、
是非1つ1つの設定の意味を考えながら・考えさせながらゲーム制作に取り組んでみてください。

まとめ:”ふるまい”の設定次第で「ただの床」から「見えないダメージ床」まで幅広いギミックが作れる!

今回は、 はじプロにおける”ふるまい” を解説しました。 まとめです。

  • ”ふるまい”の設定によっては、見えない床やダメージ床のような特殊なモノを作ることができる
  • 『当たる』がONになっていないと、『こわれる』『こわす』が機能しない

是非、”ふるまい”の組合せをマスターして、
面白い仕掛けがたくさんのゲームを制作してみてください。

ゲーム制作の参考として、下の記事も是非あわせてご覧ください。

合わせて読みたい:
【プログラミング初心者向け】「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング」つまづきやすいポイントを解説してみた(座標・回転・れんけつ面)

もし解説が必要な内容がありましたら、是非コメント欄に書き込んでいってください。

では、次の記事までごきげんよう。

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